「自由に使える意見文・弁論文・主張文」とは……「意見文」「弁論文」「主張文」と、名称はいろいろですが、そんなジャンルの作文が夏休みの宿題として課されることがあります。この課題で高評価を得ることは極めて簡単です。評価をするセンセイ方がどんなお考えをお持ちになられているのかを見極め、お喜びになられる方向性でやや堅めな文体で表現すればOKです。「意見文」「弁論文」「主張文」で学ぶことはただ一つ。自分が正しいと思うことを一方的に声高に叫ぶのではなく、何をどう書けば読み手・聞き手が喜ぶのかを、その評価から体感することなのです。 |
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■読むための文章と語るための文章は異なります意見文・弁論文・主張文が読書感想文や税金作文などと違う点が一つあります。 読書感想文にしろ税金作文にしろ、センセイ方や審査員様がお”読み”になられて、評価をされます。入選作品などは、校内放送などで読まされるケースもありますが、こちらはおまけで、あくまで”読んで”評価されます。 ところが意見文・弁論文・主張文の場合、センセイ方からいいと評価をちょうだいした作文は、人前で読むのが前提になっている場合も少なくはありません。同じ文章でも、読むための文章と語るを目的とするの文章では、文体は違うものになります。 読む文章の場合、「〜ではないでしょうか?」など、同じ表現を連続して使うと、くどさ満点になります。しかし、口頭で発表する場合、同じことの繰り返しにくどさを感じることはありません。むしろ、同じことを繰り返しで、聞き手のハートに訴えかけるようになります。 君たちの書く意見文が、読まれて選考されるならば繰り返しは控えくどくなく、クラス全員の前で発表が選考の場になるならば、自分が主張したいことは表現を変え何度も、声を張り上げて主張する、こうすることで、同じことを書いても評価は全然違うものになると言うことを覚えておいてください。 口頭の発表の場合、身ぶり手ぶりを加えると、同じことを言っていても、それっぽく聞こえます。そしてここぞと言うときに声を張り上げることで、内容はなくても、何となくすごいことをいっているような雰囲気にできてしまうのです。 内容はなくても、声の大きい体育のセンセイの言うことにしたがってしまうのは、そんなことも影響をしているのです。
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