「自由に使える意見文・弁論文・主張文」とは……「意見文」「弁論文」「主張文」と、名称はいろいろですが、そんなジャンルの作文が夏休みの宿題として課されることがあります。この課題で高評価を得ることは極めて簡単です。評価をするセンセイ方がどんなお考えをお持ちになられているのかを見極め、お喜びになられる方向性でやや堅めな文体で表現すればOKです。「意見文」「弁論文」「主張文」で学ぶことはただ一つ。自分が正しいと思うことを一方的に声高に叫ぶのではなく、何をどう書けば読み手・聞き手が喜ぶのかを、その評価から体感することなのです。 |
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■評価をなさるセンセイ方を観察しよう!!文章は、読み手によってその評価は大きく変化します。 論理的に矛盾がなく、理路整然とした文章が書き上がったとしても、評価をする人間との価値観がずれていれば、それは駄文以外の何ものでもありません。 短絡的な人は、理論が通っていることをよしとしますが、それは狭いものの見方というものです。人の心を動かす、人を説得させる文章の方が大切なのです。 君たち児童生徒に課せられている意見文・弁論文・主張文もそうです。「自分の考えを素直に、そしてありのままに述べよ」とセンセイ方はおっしゃられます。しかし、それをうのみに意見文・弁論文・主張文を書いてしまうと、苦労が報いられることのない低い評価しか得られない場合もあります。書き直しを命じられるケースもあります。悪い例として、授業中に読み上げられることがないとは言えません。裏の意味を、センセイが何をお求めになられているのかを察知するのが児童生徒のつとめなのです。 まず、意見文・弁論文・主張文で高い評価を得るには、ふだん、センセイが授業中にどういうことをよくご発言なされるのか、アンテナを張り巡らせることがポイントになります。環境問題のことをお話になられるのか、平和のことについてお話になられるのか、人権についてお話になられるのか、読書の重要性をお説きになられるのか、何にご関心を示されているのかを、きっちりとつかみ取るのです。 人間、自分の興味のあることは熱心に聞きます。それは、センセイ方とはいえ、例外ではありません。センセイがご興味をお示しになられるテーマの意見文・弁論文・主張文を書けば、一生懸命お読みくださいます。ですから、ふだんセンセイがどんなことをよくお話になられるのか、思い出すことから意見文・弁論文・主張文のテーマ選びはスタートします。高い評価を得たいのならば、自分が興味のあるからとの理由でテーマを選んではいけないのです。 テーマを選んだら、センセイがふだんお話になられる、その方向と深さを測定します。日ごろお話になられる内容から、君たちが書くべき意見文・弁論文・主張文の方向性と深さが決定されます。 同じテーマでもどこまでつっこむのか、どの方向に持って行くのか、的確な判断を下してこそ、高い評価を得ることができます。 ふだんからセンセイの言動を観察が大切になります。
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