「自由に使える意見文・弁論文・主張文」とは……「意見文」「弁論文」「主張文」と、名称はいろいろですが、そんなジャンルの作文が夏休みの宿題として課されることがあります。この課題で高評価を得ることは極めて簡単です。評価をするセンセイ方がどんなお考えをお持ちになられているのかを見極め、お喜びになられる方向性でやや堅めな文体で表現すればOKです。「意見文」「弁論文」「主張文」で学ぶことはただ一つ。自分が正しいと思うことを一方的に声高に叫ぶのではなく、何をどう書けば読み手・聞き手が喜ぶのかを、その評価から体感することなのです。 |
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■文章の評価は上手下手に加えて好き嫌いと基準もある学校に文章を提出する児童生徒諸君に覚えておいてほしいことがあります。文章には上手下手に加えて、好き嫌いがあるということです。上手な文章でも、嫌い、おもしろくないと思う場合があります。文章はつたなくても、読んでおもしろい、共感するという文章もあります。 上手な文章で持つならないものの代表と言えば、読書感想文の課題図書でしょう。偉いセンセイ方がお選びになられるのですから、それらの本の文章が下手と言うことはありません。しかし、おもしろくありません。感想を書けといってもおもしろくないから、何を書けばいいのか分からない、悩みまくる児童生徒が日本全国にあふれかえることになります。 文章の上手下手だけで、客観的に評価がされるわけでないというのを感じるときもあるでしょう。自分よりも下手な作文や読書感想文にもかかわらず、高い評価を得ているのがあるのをおかしい、それがその瞬間なのです。なんであんな下手なの入選し、自分の作文がはねられてしまう、納得いかない思いをしたことがあるはずです。理由は簡単。それは君の書いた文章が、評価をなさるセンセイ方のお好みに合わない、それだけのことなのです。 文章の好き嫌いは、書き手が決めることではありません。評価をしてくださるセンセイ方がお決めになられることなのです。センセイがお気に召される文章を書く、それが君たち児童生徒の仕事なのです。 自分の思ったことを素直に書けとおっしゃりながら、自分のお考えに沿った文章に高い評価をくださる、それが学校、世の中というものなのです。 言葉の裏にある意味をきちんと理解していないと、とんでもない目に遭うのです。 |